囀 2023年3月ポレポレ俳句部

(テキスト:楽来)

3月11日に毎月恒例のポレポレ俳句部が行われました。
 
今回の題詠は「囀(さへづり)」です。

今回は鑑賞文を書く自信がないので、ぼく(楽来)が囀という言葉から感じた事をちょろっと書いて、お茶を濁したいと思います。まずは作品紹介。


 

さえずりが夢を結んで明ける朝 (楽来)

囀やフレンチキスてどんなキス (松竹梅)

菓子コーナー親鳥の前でさえずる子 (お菓子)

さえずりや人口倍増計画 (森の中の田んぼ)


 

ぼくの安アパートの部屋には、50センチ四方ぐらいの天窓が1つあります。そこから鳥のさえずりがよく聞こえます。たいがいは雀たちの声だと思いますが、彼らにはいつも励まされています。彼らと話せたら多分こんな会話になると思います。

「こんにちは、今日もやってるね」
 
「あっこんにちは、今日もやってますね」

動物たちと話せないのは、ちょっと寂しい気もするけど、特に話すこともないんですよね。ただそこに居てくれるだけでいいかなと思う。

もしかしたら、人間どうしでも同じかもしれませんよね。程度の違いだけで、お互いに分かり合っているのかどうか。まぁ、それでいいんじゃないでしょうか。

「みなさん、今日もやってますか?」
 


 
楽来/一般ピーポー