11月ポレポレ俳句部 作品発表 冬がはじまるよ

じわじわと冬がせまってきています。私の猫背がより丸くなっていく季節です。(※冬が苦手なため)

俳句部が行われた日はわりと暖かかったりして、「冬浅し」の頃でした。換気で開けっぱなしの窓から入る風もいくぶんやわらか。今回は初参加の方も数名おられ、句の幅がひろがり、有意義で楽しい会となりました。



今月のお題


「初冬」「冬浅し」「冬めく」のいずれかから一句、というものでした。



周りに聞く限りですが、案外と冬が好きな方って多いものですね。私のように寒いと固まってしまう(そして暖めると寝てしまう)タイプの人間にとっては不思議なことでした。でも冬を待ち遠しいと思っている方や、きれいだと感じる方もいて、話を聞いていると辛いだけだと思っていた季節も少し違って見える気がします。



切れ字のチカラ


俳句らしい三大切れ字「や」「かな」「けり」について、改めて学びました。

初心者の私は、字足らずの際にはなんとなく手が伸びがちなことばです。実際そのように使って薬夏さんにやわらかく指摘されることもしばしば。

それぞれ、切れの大きさや役割がちがうのですね。切れ字の場所に広がる間は、視点の切り替えとなったり、そこに余韻がひろがったりします。適切な切れ字で句がぐっと引き立つわけです。

でも使いこなすのって難しい…。特に「や」。

まだまだですが、怖がらずどんどん使って自在に切れ字を操る人(切れ字マスター)になりたいです。




タサクタシュ!


俳句の上達の道は多作多捨といわれます。たくさん作ってたくさん捨てる。

でも未熟な私は、自分で作っているだけでは見えないことだらけです。自作の句ってやっぱりかわいいので、客観性が持てません。

なので俳句部でのみなさんの批評はとても響きます。多作多捨した上で、多く見てもらって多く気づくことも大事だなと感じました(多評多知といったところでしょうか?)。

そうしていくことで、いずれ自分でも的確な選ができるようになっていけたらと思います。

今回の作品


題詠「初冬」「冬浅し」「冬めく」

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店先の魚あれこれ初冬かな (陽菜)


初冬や不揃いの苗畝飾る (嶺)


冬めくや君は僕よりもかわいい (松竹梅)


図書館に冬めく音の訪れぬ (のん)


冬浅し烏まで笑ってる (ぎーむー)


初冬の硝子に手相躪り書き (霧鳴)


初冬のミニシアターの眠り声 (薬夏)




こちらは秋の句ですが、未発表でしたので掲載させていただきます。


題詠「残暑」もしくは「秋晴れ」

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男らはマンモス狩に秋日和


卵かけご飯すするや秋暑し


秋晴や敢闘賞のチロルチョコ (松竹梅)


老猫の獲物見送る残暑かな (のん)


秋暑し格子の影を踏みてをり (紙の舟)


次回のお題


「冴ゆ」を使う、です。


次回の俳句部は12月12日(土)です。

俳句初心者歓迎です。句の解釈で盛り上がったり、意外な自句自解でどっと笑いがおこったり…楽しい会です。



TEXT:のは〜る(NEFNEスタッフ)

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