9月9日、ポレポレ俳句部を行いました。
今回のお題
秋の魚、または「秋高し」
秋高し
【子季語】
秋高、天高し、空高し
【関連季語】
秋晴
【解説】
秋になると、大気が澄むので空が高くなったような感じがする。これが「秋高し」だが、「天高し」の方が一般的。
引用:きごさい歳時記
秋の季語になっている魚は、秋鯵、秋鰹、秋鯖、鰯、落鮎、鰍(かじか)、鮭、鱸(すずき)、鯊(はぜ)、太刀魚、鰡(ぼら)、落鯛、落鮒…などなどたくさんあります。普段なじみのないものもありますが、今回作品に使われている魚はこちらでした。
秋刀魚
【子季語】
さいら、初さんま、秋刀魚網
【解説】
名のごとく形が刀に似て細長く体長は三十センチほどになる。背は濃い藍青色、腹は銀白色で秋を代表する魚である。食餌と産卵のため北方より南下し十月には房総沖まで達する。脂肪が多く塩焼きにして食べる。苦いはらわたもまたうまい。江戸時代には季語とされておらず、現代に入ってからである。
鮭
【子季語】
しやけ、秋味、初鮭、鼻曲り鮭
【解説】
川で生まれて海に育ち、また産卵のため川に戻ってくる。塩鮭にしたりいくらや筋子にしたりと、幅広い料理に使われる。日本人の好む魚である。
引用:きごさい歳時記
図鑑やスーパーくらいで、実際の泳ぐ姿をみることはなかなかないですが、ここから離れた場所に生きる魚の姿を思いながら句作をするのもいいですね。
作品発表
秋の魚、または「秋高し」 ーーー
あつあつの秋刀魚に本物のビール(松竹梅)
鮭のよに果てたし手負いの鮭のよに(楽来)
秋高しありふれた日常が宝物(森の中の田んぼ)
次回のポレポレ俳句部は10月14日(土)です。
10月のお題 「案山子」(傍題可)、もしくは当季雑詠
ポレポレ俳句部は、毎月第2土曜日13:30~開催しています。 開催場所は寝屋川市のNEFNE(ネフネ)です。 初心者歓迎。どなたでもお気軽に遊びにきてください。
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